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赤字路線

今日も上州地方へ行くのに三っつのバスと四っつの電車を乗り継いで行く、それで最後の電車に乗って単線で片面だけの小さな田舎駅を降りてバス停へ向かった。と云っても駅から歩いて一分も掛からない処にバス停はある、バスを待っていると蚊が遣って来て刺すから痒くて堪らない、特に右の眉の辺りを刺されたのが猛烈に痒い、ずぼんやシャツの上からも刺すのでなかなかに強力な針を持っているらしい。

十分ほどして遣って来たバスは誰も乗っていなくて席は選り取り碧、中扉脇の席へ座って荷物を座席の脇へ置いてふうと溜め息をつく前にバスは走り出した、バスは夕闇迫る山間と田園風景の中、私一人を乗せて淡々と走り続ける、風景はすっかり日が暮れて赤い夕空もすっかり夜の藍色に染まりつつあって、山の方へ数羽のからすが飛んでいるのが見えて、まるで童謡のようであるななぞと一人でくすくす笑ったりする、停留所を告げる放送が次々に流れても乗り降りする人は誰も居ない、沿道には時折にスーパー店なぞが明るい店を構えて数多くの自動車が出入り或いは止まっているけども、矢張りバスに乗る人は居ない。

およそ三十五分ほどが過ぎて降りるバス停へ着いて代金の五百十円を支払って降りたので、このバスの運賃箱には私が支払った五百十円と釣り銭用の小銭しか這入っていない筈、このような赤字路線では近いうちに廃止されてしまうのではないか少しく心配に思う。

あとで調べてみた処、この路線は三っつの市と町がお金を出し合い採算は兎に角として走らせていると云う、それも沿線住民の強い要望により始めたともある、とは云え幾らかは知らないけども少なからぬ額が支出されて財政の負担にもなっている筈で、存続を要望した住民もバスを走らせさえすれば後は知らん顔ではあまりにも無責任ではないかと思う、バスを走らす以上は自らの財布から運賃を支払って利用すべきで、誰も利用しないのであれば無駄なだけだからさっさと廃止するのが善いと思う。
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