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ライスカレー

近所の路端で野菜を売っていたので眺めてみたら玉ねぎの一個が十円で売られている、それはとても安いので二個を買うことにして代金の二十円を脇にくくりつけられていた箱へ投じた、さてこの玉ねぎをどうしようか、薄切りにして酢と若布とで酢の物にしようか或いは味噌汁の実にしようか、冷蔵庫を眺めてカレールウの半分が残っているのを見つけたので、ライスカレーをこしらえることにしよう、冷凍庫には肉片の残りもみつかった。

ライスカレーはルウの箱に書いてある通りに簡単にこしらえることができる、それは失敗もすることが無く玉ねぎだらけのライスカレーが出来ておいしく食べているうちに、十年ほど前に自動車で茨城県の筑波の方を訪ねたときの事を思い出した。

学園都市の手前まで行った処で昼になったので適当な道路端の食堂へ這入ることにしたけども、大手のチェーン店は避けることにして中華そばの店は混んでいたので避けて、昔ながらのドライブインの様相を呈する店へ這入った、食堂はカウンタだけで品書きは定食やら麺類やらいろいろあった中からカレーライスを食べることにした。

注文を受けてカウンタ内の若い調理人は冷蔵庫から僅かな肉片と玉ねぎの薄切りと人参の薄切りを取り出して、それらを冷たいフライパンへ投じて油も投じて火をつけて加熱、少しじゃあじゃあと音がした処でそれを流しへ持って行き水道の蛇口から水を入れて、再び火に掛けて加熱しつつ塩と胡椒を少し投じて業務用カレーと書かれた大きな缶からカレーの素となる粉のようなものを取り出して溶かして混ぜて出来上がり、大釜の蓋を開いて楕円形の皿へ飯を盛り、今までこしらえていたフライパンのカレーを掛け福神漬けを添えて、さてお待たせしました。どうぞごゆつくり。

紙ナフキンに包まれた大匙も添えられて、小さな椀にサアビスサラダです、と出された中身はきゃべつの千切りだけ、うどん粉でとろみをつけたものに薄く塩味がついて色は黄色く僅かな香辛料の芳香が漂う、それが飯に掛かっていて肉片がニ三枚に玉ねぎも五六枚、人参は小さい破片が幾つか。

せっかく注文した品であるしもったいないから黙々と食べきゃべつもぱりぱりと食べて代金の880円を支払い足早に店を辞したけども、そのライスカレーがうまかったかどうかは記憶にない、早く記憶から消し去りたいと思いたかったのを今でも鮮明に覚えていてるのは皮肉な話し。
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