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座って通勤して疲れて

八月から勤め始めた職場は当たり前ではあるけども、通勤電車とバスを利用して行って帰って来る、準急や急行を利用して少しばかり素早く行くのも結構、しかし混雑は大変に凄まじいことになるので乗ったが最後、ぎゅうぎゅうに詰め込まれて池袋の駅へ着くまで身じろぎ一とつ出来ない、誰かが放屁したり女の香水や化粧がきついと鼻も曲がる、そこで最寄りの駅は車庫があり始発の列車も出るから、それを選んで座って行くことにした、始発は各駅停車ではあるけども、朝は急行と比べても七分ほど余計に掛かる程度であるので、少しばかり早く出れば善いだけの話し、池袋からの山手線ば如何ともし難いと思っていたら、朝の早い時間帯は始発が幾本かあって、それを選ぶと座れることが判ったので、西武線も山手線も座って楽々と朝は行けることになった、通勤電車の席に座っていると隣には色々な人が座る。

高校生の女の子が座ると例外が無く石鹸の匂いがするような気がしないでもない、時折に池袋の駅から乗る彼女は、スマート端末を取り出すとLINEと思われる文章のやりとりを始めて、いつもの様に五駅ほど乗って「あっしまった」と言い残して降りる。

サラリーマン風で小太りな三四十代のおっさんが座ると、鞄をごそごそやり始めて携帯端末を取り出してちらりと中を見たら仕舞って、書類を出して眺めて仕舞って、新聞を取り出しがさごそと開いて開いて開いて閉じて仕舞って、要するに一時もじっとしていなくてうるさくて居眠りも出来ないから迷惑千万。

いかにも人生に草臥れたような中年のおばさんが座った、おばさんはハァと海より深い溜め息を突いて、少しすると後頭部を窓へ預け、ずごごと地響きのような鼾をかき始めた、電車の音にも負けないほど凄まじく、周囲に立つ人々がくすくす笑っている。

胸筋逞しい坊主狩りの若い男が座る、携帯ゲーム機を取り出して一心不乱に遊び始めて、ある駅へ止まったときにハッと気が付いたらしくて、「某駅ですか」と尋ねられたから「すっかり二た駅は過ぎましたよ」と云うと慌てて降りて行った、ゲーム内容がすべて漢字だったので中国人らしい。

池袋の駅にて始発の電車へ乗り込むときに、いつも手を先に出して周囲や後続の人を制止しながら乗るおばさんが居て、最前列に居るのだからそんなことをせずとも座れるのにと思っていたら、矢張りと云うかそれに腹を立てた、大企業か役所の部長風なおっさんが「フザケルな」と怒鳴りながらその女の手を奪い横から割り込み、女がいつも座る場所へ座った、女が腹を立てて罵詈雑言を浴びせ続けるものの、おっさんは泰然自若と席へ座り目を閉じ馬耳東風を決め込んでいる、その間に他の人がそぞろ乗り込み彼女が座る席は無くなった。

色々な人々を乗せた電車は某駅へ到着、そこから恐ろしいほど混雑をして恐ろしいほどの本数が出るバスに乗って職場へ到着、職場は大手の会社であるから働く人も大変に多い、私が居る部屋だけでも三百名が居るので、通勤電車と同様に様々な人が居て観察をしていると楽しく飽きない、私の後ろ側の席には若い男女四名を率いるグループがあり、そのリーダ格の人は朝から晩まで休むこと無く小言を言い続ける、ある時は大変に大きく朗々と響く声で「ばっかやろう」と怒鳴った、しかし室内がその瞬間に静かになる事は無かったので日常の風景らしい、気が強い女の部下が反論するとその百倍は怒声で小言が返ってくるから、おかしくなってついついクスクスと笑ってしまった、怒声の持ち主の彼には背を向けて座ってはいるもののばれないようにしないといけない。

五時半の終業の時刻となっても当たり前のように誰も帰らない、ある時に急ぎの仕事を頼まれたので付き合って残業をしてみた処、驚いたことに二十一時になってようやく幾人かが帰る支度を始める、IT業界の馬鹿愚かぶりは幾十年を経ても何んにも変わってはいない、疲弊し切った開発担当方に責任を押し付け罵詈雑言で罵倒し、馬鹿愚かな程に安い賃金でこき使うと善いシステムが出来るのなら、幾らでもそうするが善い、草臥れ果てたプログラマの単純な過ちにより、市民国民の生活を基礎から支える電算機システムは突然に停止、市民国民も共々に馬鹿愚かになるが善い。
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